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漢文として楽しむ論語 郷黨第十 3/18

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郷黨第十

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3(238) 君召使擯…

君召使擯、色勃如也、足躩如也、

【書き下し】
君、召して擯せ使むるのときは、色、勃如たり、足、躩如たり、

【訳】
魯の君が接待役に任じられると、孔子の顔色は緊張の面持ちで、恭しく慎重に歩幅小さく恭しく歩いた。

【解説】
諸侯が会って賓主となるとき、賓君が来るとき、大門の外に出迎えて、その来たれる意趣を問い聞く。
そのとき、賓主の間に立って命を受け伝える役人がある。
賓の方は介と云い、主君の方の役人を擯と云う。
君の位によってその数に違いはあるが、上は卿、次は大夫、末は士である。
勃は色を変える様子、躩は小刻みに恭しく歩く様子。

揖所與立左右手、衣前後襜如也、趨進翼如也、

【書き下し】
ともに立つ所を揖っして、手を左右にす、衣の前後、襜如たり、趨り進むときは、翼如たり、

【訳】
その場に立って胸の前で腕組みして挨拶し、共に並んで立つ人にも挨拶するために、左の人には左手を、右の人には右手を出して挨拶した。衣の前後はきちんと整っていた。主君が賓を請じて入られるとき、擯者もそのあとに続いて入るのだが、その形は礼に従って鳥の翼のように腕を組んだまま肘を張り、素早く進んでもその威儀は崩れなかった。

【解説】
揖は両手を胸の前で組んで少し上にあげる挨拶。
襜は衣の垂れ整った様子。

賓退必復命曰、賓不顧矣、

【書き下し】
賓、退くとき、必ず命を復して、曰く、賓顧みず、

【訳】
賓が退出すると主君は擯者に命じて送らせるのだが、賓の車を見送り、賓君すでに遠く去って顧みないことを確認すると、これで礼に残るところがないので、賓君が無事に帰ったことを君に報告した。これは定まった礼なのだが、当時は多くの人が適当に省略していた。しかし孔子は、きちんと復命するところまで省略せずに行った。

【解説】
復命は受けた命を務め終わったことを君に報告すること。

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郷黨第十 各章
10-1 孔子郷党に於いては恂恂如たり、もの言うこと能…
10-2 朝にして下大夫と言うときは、侃侃如たり、上大…
10-3 君、召して擯せ使むるのときは、色、勃如たり…
10-4 公門に入るときは、鞠躬如たり、容られざるが如…
10-5 圭を執るときは、鞠躬如たり、勝えざるが如し…
10-6 君子は紺緅を以って飾らず、紅紫は以って褻の服に…
10-7 斉するときは必ず明衣有り、布をす、必ず寝衣有…
10-8 食は精ぐに厭かず、膾は細きに厭かず、食の饐して…
10-9 席、正しからざれば、坐らず、
10-10 郷人の飲酒に杖者出るときは、斯に出ず、郷人儺…
10-11 人を他邦に問うときは、再拝して之を送る、康子…
10-12 厩焚けたり、子、朝より退りて、曰く、人を傷え…
10-13 君、食を賜うときは、必ず席を正しくして、先ず…
10-14 大廟に入りて事毎に問う、
10-15 朋友死して帰る所無ければ、曰く、我に於いて殯…
10-16 寝るときは尸の如くせず、居るときは容りせず…
10-17 車に升るときは必ず正しく立って綏を執る、車中…

10-18 色のままに斯に挙がり、翔りて後に集まる、曰…

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最終更新日:令和08年01月27日 学易有丘会
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